酔鯨 純米吟醸 吟麗 秋あがり 白露

夏を越え、じっくり熟成させた秋の季節限定商品。


「秋あがり」とは、春先にしぼられた新酒が、ひと夏越して秋口になると、ほどよく熟成して
美味しさが増したことを表す言葉です。（逆のことを秋落ち（あきおち）と言います。）


酔鯨の中でも特に人気の高い、純米吟醸 吟麗の秋あがり。
お米を半分の50％まで削って丁寧に仕込み、氷温でじっくりと熟成させたことで、
カドの取れた円熟味のある味わいに仕上がっています。


ラベルは、夏が終わり緑の葉がオレンジに色づき始めた様子をイメージしています。


秋までじっくり氷温熟成させた深みのある味わいを、旬の味覚とともにお楽しみください。


[蔵元コメント]
一回火入れを行い、瓶貯・氷温貯蔵を行いました。
ひと夏を超えることによって味の熟成が進み、深い味わいに仕上がっています。
しっかりとした旨味にキレの良さが味の特徴です。秋の味覚とともに皆様の食卓を
秋の紅葉のように彩ることができれば幸いです。



酔鯨酒造

酔鯨酒造は高知市長浜という桂浜の近くにある蔵元で、その名前は幕末に土佐を治めた
山内豊信(容堂)公の雅号「鯨海酔候」に由来しています。

坂本龍馬など、たくさんの偉人を輩出した幕末の土佐。
その土佐を治めていた山内豊信公（容堂）は酒をこよなく愛し、自らを「鯨海酔候」と名乗り、

　　　　　昨日は橋南に飲み、今日は橋北に酔う、
　　　　　　　　　　　　　　　　酒あり飲むべし　吾、酔うべし

と謳ったほどの大酒飲みでした。
どのくらい酒飲みだったかというと、この容堂公、外出の際お酒を入れた赤ひょうたんを腰から離した
ことがなかったと伝えられており、その赤ひょうたんは今も山内家に残されているそうです。