伝統的な仕込み方法「山廃仕込み(やまはいじこみ)」で仕込んだ純米酒。
酒母に乳酸を添加する「速醸」に対し、乳酸菌の自然増殖を待つ山廃仕込み。
そのためこの仕込み方法は、「速醸」よりも長い期間がかかり、腰のある芳醇
な味わいになりやすいといわれます。
また、その年の気候や土地の風土などが酒質に影響を与えやすく、「速醸」に
比べて、その酒造年度の特徴が味わいにも現れやすいんだそうです。
使用米には、有名な「永田農法」で作られた高知県産の山田錦を100%使用。
その味わいは、端麗辛口ながらも、純米酒らしい旨みと幅のあるコクが楽しめ
る味に仕上がっています。
蔵元さんによると、常温や冷やもオススメなのですが、ぬる燗で飲んでいただ
くと、その旨さがより一層引き立つとのことです。
熟成によって特徴がよりはっきりと現れてくるため、長期熟成の妙味を楽しむ
ことも可能な純米酒。
長い時間と手間暇をかけ、伝統的な技法で丁寧に醸された、高知県で唯一
の山廃純米酒をぜひご堪能下さい。
<命名の由来>
かまわぬとは日本の伝統文様の判じ物の一つ。
「かまわぬ」読み、「構わぬ」に言いかけたしゃれである。
元禄年間に衣類の模様として流行した。
乳酸の添加などの人工的な操作をなにも加えず、自然のまま、なにも「構わぬ」
まま、大自然にゆだねた酒であるという意味で、この伝統文様を酒名とした。
<永田農法>
永田照喜治先生考案の、水や肥料を極力与えず植物本来の生命力を引き出し、
環境にもあまり付加を与えない農法。
司牡丹酒造
南国土佐、高知市を離れて西へ26km。
山紫水明の佐川町は「司牡丹」醸造の地として名があります。
今から400有余年(慶長8年)の昔、山内一豊が土佐に封ぜられ、主席家老
の深尾和泉守重良が佐川領を賜りました時、深尾氏に従って佐川に来た
御酒屋(ごしゅや)が伝統正しい醸造を続けていました。
佐川出身の元宮内大臣 田中光顕伯(坂本龍馬・中岡慎太郎亡き後の陸援
隊長)はこの佐川の酒を愛飲し、
「天下の芳醇なり、今後は酒の王たるべし」
「牡丹は百花の王者、さらに牡丹の中の司たるべし」
と激励の一筆を寄せ「司牡丹」と命名、現在の司牡丹酒造となりました。
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